映画「響―HIBIKI―」主演に欅坂46平手友梨奈が抜擢!
昨年12月に実写映画化が発表されていた、柳本光晴さんの漫画『響~小説家になる方法~』。本日4月16日(月)、映画「響―HIBIKI―」において欅坂46の平手友梨奈さんが映画初出演&初主役をつとめることが発表されました。
さらに平手さんのほか、北川景子さん、アヤカ・ウィルソンさん、高嶋政伸さん、柳楽優弥さん、野間口徹さん、小松和重さん、黒田大輔さん、板垣瑞生さんらの出演も明らかに。同作は2018年9月14日(金)に公開されます。
低迷する文学界を揺るがす〈15歳の天才少女〉を描く
映画「響―HIBIKI―」は、出版不況に悩む文学界に突然現れた、圧倒的な文才をもつ女子高生・鮎喰響(あくい ひびき)を描く物語。
常識や慣習にとらわれず己の信念を貫く響の姿は、天才の出現に揺れる“大人たち”に影響を与え、彼らの生き方や価値観を変えていきます。
主人公の響を演じる平手友梨奈さんは「オファーを頂いたときに、最初はどうしようかすごく悩みました」としつつも、「鮎喰響という女の子にひかれてしまったのと、彼女の生き様を届けたいなと思ったので、やってみようと思いました」と決意を表明。
また原作者の柳本光晴さんも「『サイレントマジョリティー』のPVを見た時から、もし響が実写化するなら、主演は平手さんしかいないなと思った」「イメージとあまりにもピッタリ」「個人的に、最も理想とする形での実写化となりました」とコメントしています。
2014年の連載開始当初から話題を呼び、累計発光部数は100万部を突破、「マンガ大賞2017」で大賞を受賞した『響~小説家になる方法~』。実写化の権利をめぐって争奪戦となったという本作がどんなふうに映画化されるのか、続報を楽しみに待ちましょう。
- 響~小説家になる方法~ 1
- 著者:柳本光晴
- 発売日:2015年02月
- 発行所:小学館
- 価格:596円(税込)
- ISBNコード:9784091867698
キャスト・監督・原作者コメント全文
平手友梨奈さん(役:鮎喰響)
このオファーを頂いたときに、最初はどうしようかすごく悩みました。
でも、原作を読んで、この物語の主人公、鮎喰響という女の子にひかれてしまったのと、彼女の生き様を届けたいなと思ったので、やってみようと思いました。
それでも初めてのことばかりで、不安もあるし、役を演じるけれど、演じている人間は平手友梨奈なので、もしかしたらいろんな人を困らせてしまったり、迷惑をかけてしまったりするかもしれないけれど、鮎喰響という女の子が大好きで、この子のことを伝えて、観てくださった方が生きていく中で大切なことにハッと気づかされるような作品になるといいなと思っています。
北川景子さん(役:花井ふみ/出版社の文芸編集部に所属する若手編集者)
原作を読んで、圧倒的な才能を持つ15歳の少女が文学界の大人たちを震撼させてゆく様子がとても楽しかったです。
私は、花井ふみという若く情熱に溢れた編集者を演じます。
天才新人作家・鮎喰響をなんとかして有名にしたい、文学界を変えたいという熱意を表現したいと思いますし、見た目も似せられるだけ似せたいと思っています。
また、常識を覆すほどの圧倒的な才能とオーラ、そして何者にも囚われない天才的な、無軌道なキャラクターの響を平手さんが演じると聞き、ぴったりだと感じました。
アイドルとしての絶対的な存在感が響と共通すると思います。
一緒にお芝居するのがとても楽しみです。
月川組にしっかり参加させて頂くのは2回目となり、今回は出演者の中でも年長になると思うので、月川組の中でも引っ張っていけると良いと思います。
月川監督とは信頼関係が築けているので、コミュニケーションを取りつつ、良い撮影が出来ると思うので、今から楽しみです。
アヤカ・ウィルソンさん(役:祖父江凛夏/日本を代表する小説家の父を持ち、自身も小説家を志す文芸部部長)
普段なかなか漫画を読まないのですが、この原作は、面白くて、ががーと読みきってしまいました。
私の演じる祖父江凛夏は、常に笑顔でなんでもできる無敵女子に見えますが、周りには見せない複雑な感情を抱えているという印象です。
自分自身、本当に不器用ですが、凛夏は自分と重なる部分もあるので、うまく表現できたらいいなと思います。
平手さんが演じる響ちゃんは見応えたっぷりだと思います。
平手さんにはまだ数回しかお会いしてないのですが、本当に可愛くて早く仲良くなりたいです!
また、年上の方に囲まれる現場が多いので、とても新鮮です。
月川監督の感性にとっても魅力を感じていたので、久しぶりの映画出演で、監督の作品に参加できることが本当に嬉しいです!
実は、ずっと学園もの、高校生役を演じたかったので、素敵な共演者に囲まれ、味のある役をいただき、原作の凛夏の様に現場でもムードメーカーになりながら撮影を楽しみ、頑張りたいと思います。
月川翔監督
原作の無類の面白さを、どうしたら映画でより増幅させられるか、悩みながら取り組んでいます。どこかで映画としてキレイにまとめようという気持ちは捨てました。いびつでも、強引でも、響の芯を曲げずにやりきろうと腹を括っています。
主演に平手友梨奈さんの名前が挙がったとき、リスクの大きい選択だと思いました。現場が止まるかもしれないし、大変そうだ、と正直思いました。が、それを何百倍も上回る期待感で、平手さんが演じる響を見たいと思いました。響役を表現する上で、最高到達点にいけるのは平手さんしかいないと思うからです。
北川景子さんは今、女優さんとしてとても充実した時期にあると傍目で見て感じています。これまで積み上げてこられた経験値と技術が高いレベルで調和している。そんな充実した時期に立て続けにご一緒できる喜びを感じています。
アヤカ・ウイルソンさんは間違いなくこの役に勝負をかけてくると思います。お芝居に関しては長いブランクもありますが、ハマり役になる可能性に賭けます。
原作者:柳本光晴さん
「サイレントマジョリティー」のPVを見た時から、もし響が実写化するなら、主演は平手さんしかいないなと思いました。響の持つ、媚びない、屈しない、信念の人間、そういったイメージとあまりにもピッタリで。なにより、目が。
月川翔監督は、「黒崎くんの言いなりになんてならない」を観て以来大好きで。
あの映画は、エンタメの全てがつまっています。
今、邦画で最も「面白い作品が作れる」方だと思いました。個人的に、最も理想とする形での実写化となりました。
後は期待しかありません。楽しみにしています!
映画「響―HIBIKI―」作品情報
2018年9月14日(金)全国東宝系にて公開
あらすじ
スマートフォン・SNSの普及により、活字離れは急速に進み、出版不況の文学界。
そこに現れた一人の天才少女、彼女の名は『響』。
15歳の彼女の小説は、圧倒的で絶対的な才能を感じさせるもので、文学の世界に革命を及ぼす力を持っていた。響は、普通じゃない。
彼女は自分の信じる生き方を絶対曲げない。
世間の常識と慣習に囚われた、建前をかざして生きる人々の誤魔化しを許すことができない。
響がとる行動は過去の栄光にすがる有名作家、スクープの欲だけで動く記者、生きることに挫折した売れない小説家など、様々な人に計り知れない影響を与え、彼らの価値観をも変えていく―。
配給:東宝(株)
Ⓒ2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 Ⓒ柳本光晴/小学館