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Channel: ほんのひきだし
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閉店するときにしか本屋さんへの愛を爆発させることができないなんてさみしいじゃないか!あゆみBOOKS小石川店が3月19日で閉店

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閉店するときにしか本屋さんへの愛を爆発させることができないなんてさみしいじゃないか!

3月19日(日)をもって閉店するあゆみBOOKS小石川店。現在同店では、閉店に向けて〈長い長い名前のフェア〉が開催されています。

その名も「閉店するときにしか本屋さんへの愛を爆発させることができないなんてさみしいじゃないか!」。

これは、歴代のスタッフがどこからか集まってきて売り場を作る、“閉店まで少しずつかたちが変わっていくフェア”です。

視界を埋め尽くすようにじわじわとPOPが増殖しており、「大きな声では言えないが、お客さまがPOPを書いてこっそり貼ってもわからない」と店員さん。あゆみBOOKS小石川店の公式Twitterアカウント(@ayumibooks.com)でも、その様子がこっそり発信されています。

また店内の壁面には、「あゆみBOOKS小石川店の愛すべき共犯者たち」からのメッセージがずらりと貼られています。批評家のFさん、小説家のMさん、詩人のSさんをはじめ、著者、編集者、営業担当者、書店員、さらには来店客からもメッセージが寄せられていますので、ぜひ店頭へ見に行ってみてください。

この書店が訪れる人にとってどんな場所だったのか、メッセージを読んでいると少しずつ浮かび上がってきます。

なおメッセージは、Twitterでも募集しているそうです。

「当店で出会った本や印象に残るフェア、当店にまつわるパーソナルな思い出など、なんでも結構です。ハッシュタグ『#あゆみ小石川』をつけてツイートしてください。12年続いたあゆみBOOKS小石川店がどんな姿だったのか、みなさまの言葉によって立体的に立ち現れる姿を見てみたいのです」

 

絲山秋子さんと書店員さんによる「公開立ち話」も!

そして3月11日(土)13時頃からは、小説家の絲山秋子さんと書店員の有地和毅さんによる「ゆるくおしゃべりしてるので、観察しに来てください。」というイベントが開かれます(予約不要・入場無料)。

このイベントは従来のようなトークショーではなく、2人の「ゆるーい立ち話」をそのまま聞くという珍しい形式となっています。書店で本を見ながらひそひそ話をする、あの楽しさを味わえそうです。

イベント当日は、絲山秋子さん自らの手で帯を巻き、『小松とうさちゃん』(河出書房新社)、『末裔』(新潮文庫)の2作を数量限定で販売するそうです。帯には、あゆみBOOKS小石川店閉店に寄せた絲山秋子さんのメッセージが記載されています(売り切れ次第終了)。

閉店に向けて本が少しずつ減っていく売り場を見るのは、少しさみしいことでもあります。しかしそこに1冊でも本があれば、そのお店は「本屋」であり、閉店するその日まで本屋は「本屋」であり続けます。

あゆみBOOKS小石川店へぜひ足を運んでみてください。

 

フェア・イベント概要および店舗情報

●フェア「閉店するときにしか本屋さんへの愛を爆発させることができないなんてさみしいじゃないか!」
・2017年3月1日(水)~3月19日(日)

●イベント「小説家の絲山さんと書店員の有地さんが店先でゆるくおしゃべりしてるので、観察しに来てください。」
・2017年3月11日(土)13:00頃~
・入場無料(予約不要)

あゆみBOOKS小石川店
〒112-0002 東京都文京区小石川2-22-2 和順ビル1F【MAP
※営業時間 10:00~24:00
TEL.03-5842-6101
https://twitter.com/AyumiBooks_Koi


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