2020年に開催される東京五輪。平昌冬季大会でのメダルラッシュも記憶に新しいところですが、2019年放送のNHK大河ドラマに金栗四三(かなくり しそう)さん※をモデルにした「いだてん」が決定するなど、開催へ向けますます盛り上がりを見せています。
※日本初の五輪選手。1912(明治45)年にマラソン選手として日本初出場を果たした。箱根駅伝の開催に尽力するなど、日本におけるマラソン競技の発展に大きく貢献したことから「マラソンの父」とも呼ばれている。
ところで、かつて五輪大会には「芸術競技」なるものが存在していたことをご存じでしょうか?
実は金栗四三さんが出場した1912年のストックホルム大会から、1948年のロンドン大会まで、計7回にわたって正式な競技として存在していたのです。
その内容は、スポーツをテーマにした「絵画」「彫刻」「文学」「建築」「音楽」などの芸術作品を制作し、採点によって順位を競うというもの。点数をつけるのはかなり難しそうですが、1936年のベルリン大会で日本人も2つのメダルを獲得しています!
1つ目は〈絵画部門〉に作品を出した藤田隆治さん。「氷上ホッケー」という題で、現在のアイスホッケーを描き銅メダルを獲得しました。
2つ目は、〈水彩部門〉に「古典的競馬」という作品を出した鈴木朱雀さん。こちらも銅メダルとなっています。どちらも、どんな作品だったのか気になりますね……。
6月より発売中の『日本代表 オリンピック全選手・役員名鑑』からは、ベルリン大会に限らず、さまざまな発見も得ることができます。
たとえば……
・夏季大会・冬季大会の両方に出場した選手がいる!
・日本が欠席した1980年のモスクワ大会で、代表選手に選ばれていた“幻のオリンピアン”
32回目の夏季大会となる2020年の東京五輪。トリビアを知れば、もっと楽しめること間違いなしです!
- 日本代表オリンピック全選手・役員名鑑
- 発売日:2018年06月
- 発行所:出版文化社(千代田区)
- 価格:38,880円(税込)
- ISBNコード:9784883386369
氏名・生没年月日・出身地・大会参加時所属校と、所属組織・参加大会と競技成績を収録したデータDVDが付属。全メダリストの顔写真も掲載されている。
※この商品は、データDVDです。DVDビデオ再生用のDVDプレーヤーではご利用いただけません。DVD対応ドライブを搭載したPCでご利用ください。